10月の鑑賞メモ
ここ数週間の間に観たり聴いたりした中で、ブログに書ききれなかったものを防備録的にメモしておきたいと思う。 コルヴィッツ美術館(10/15) 女流版画家、彫刻家のケーテ・コルヴィッツ(1867-1945)の美術館を、恥ずか…

「ベルリン・インタビュー」を始めるにあたって
Reichsstraßeにて(10月17日) このブログではこれまでベルリンの様々なテーマについて書いてきたけれど、事物の紹介だけではなく、この町に住む多種多様な人々に話を聞いてみたいと思う気持ちが強くなってきた。前回お…
「6カ国協議」 BZ Lexikon(133)
ここ数日少しばたばたしていますが、帰国までにあと2、3書きたいことが残っています。今回のLexikonは、12月に再開が見込まれている北朝鮮の6カ国協議(または6者会合)についてです。11月1日の紙面より。 Lexiko…
歴史と個人
先週末、友達のパーティーに呼ばれて行ったら、ユニークな過程を経てベルリンにやって来た人たちに出会った。今回はその3人の方の話から始めてみたい。 日本人とドイツ人のハーフで、両親が音楽家という18歳のKくん。ロンドンに生ま…
「ハロウィーン」 BZ Lexikon(132)
昨日はハロウィーンでした。ベルリンでも通りや地下鉄などで、仮装をしたりお菓子の包みをかかえた子供たちをたくさん見かけましたが、残念ながら写真は撮り損ねてしまいました。10月31日の紙面より。 Lexikon: Hallo…
隣人のありがたさ
ある程度の長期間ベルリンのアパートを空ける際、済ませておかなければならないことがいくつかある。私が毎回悩んでいたのが、留守中の郵便受けの管理と部屋の植物の世話だった。こういう時、例えば郵便物は局に差し止めにしておいてもら…

Festival of Lights Berlin(2)
Brandenburger Tor(10月26日) “Festival of Lights“の後半。今回はブランデンブルク門をくぐって、ベルリンの西側を中心に夜のお散歩をしましょう。街の至る所で見…
「サハロフ賞」 BZ Lexikon(131)
10月27日の紙面より。 Lexikon: Sacharow-Preis(サハロフ賞) Der Sacharow-Preis für Meinungsfreiheit geht in diesem Jahr an den…

「ベルリン・シャミッソー広場」(1980)を観る
今年に入ってからずっと観たいと思っていた映画をついに昨夜観ることができた。ルドルフ・トーメ(Rudolf Thome)監督の「ベルリン・シャミッソー広場」(1980年)である。 ソニーセンター内にあるKino Arsen…

Festival of Lights Berlin(1)
Brandenburger Tor(10月26日) 今ベルリンでは”Festival of Lights”という光の祭典が開催中です。このフェスティバルとは・・と書きたいところですが、今回は私の野…

ボーデ博物館再オープン!
Bode-Museum正面(10月20日) 長らく改装中だった博物館島のボーデ博物館(Bode-Museum)が、先週の火曜日ついに再オープンしました。19日と20日は無料の一般公開日ということで、早速私行って参りました…
「パナマ運河」 BZ Lexikon(130)
世界史を勉強すると必ず習うパナマ運河が今日のテーマです。 10月24日の紙面より。 Lexikon: Panama-Kanal(パナマ運河) Schon Kaiser Karl V., Herrscher über Sp…

ロマン派の交響曲2題 – ラトル指揮ベルリン・フィル –
サイモン・ラトルとベルリン・フィルのコンビによる、意外とお目にかからない、だが素敵なカップリングによるロマン派の交響曲2曲を聴いた (10月20日。フィルハーモニー)。 前半はシューマンの交響曲第4番で、珍しい初稿版であ…

ベルリンの紅葉巡り
Potsdamer Brückeにて(10月23日) 今日の午後、自転車に乗っていたら、通りの木々の色合いがとても美しくなっていることに気が付いた。昨年、ウンター・デン・リンデンの紅葉ならぬ黄葉について書いたのは11月の…
「イード・アル・フィトル」 BZ Lexikon(129)
外国に住んでいると、日本の祝日に対する記憶がどんどん曖昧になっていく一方で、世界には実に多くの祝日やお祭りがあることを知らされます。イスラム諸国では、間もなくラマダンが開けるようです。10月23日の紙面より。 Lexik…

鉄橋の墓場 - 天使の降りた場所(14) –
Yorckbrückenにて(10月12日) この「天使の降りた場所」も、かれこれずいぶん長いシリーズになってきました。一体あといくつ書きたい場所があるのか数えてみたら、まだ8箇所もある。来月日本に帰るまでに何とか書き終…

M.ショスタコーヴィチ指揮のD.ショスタコーヴィチ
今年はショスタコーヴィチの生誕100年ということで、ベルリンでもショスタコ関係のコンサートが目白押しだ。正直、ショスタコーヴィチの音楽はどうも「絶叫」のイメージが強いのか私は少々苦手で、その世界に素直に入っていけないもど…
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