ベルリンフィルの3人のコンサートマスター

ベルリンフィルの3人のコンサートマスター

先日、ベルリン・フィルの往年のコンサートマスター、ミシェル・シュヴァルベさんのインタビュー記事を掲載しましたが、私のブログを以前から熱心に読んでくださっているla_vera_storiaさんが「ベルリンフィルの3人のコン…

ツァグロゼク指揮のコンツェルトハウス管に注目!

ツァグロゼク指揮のコンツェルトハウス管に注目!

昨シーズンからコンツェルトハウス管弦楽団の音楽監督を務めるローター・ツァグロゼクのコンサートを聴いてきました(2月1日)。 最初と最後にハイドンとモーツァルトのシンフォニー、合間にストラヴィンスキーとフランクのかなり珍し…

NHK FM ベストオブクラシック -ベルリンの演奏会から-

私の知り合いの方が番組制作に携わっているNHKのFMにて、今日から4日間、昨年行われたベルリンでのコンサートが放送されるそうです。4日(月)と5日(火)は、マリス・ヤンソンスとネーメ・ヤルヴィ指揮のベルリン・フィルのコン…

「音楽紀行」(吉田秀和著)

「音楽紀行」(吉田秀和著)

しばらく前のことになるが、評論家吉田秀和さんの「音楽紀行」(中公文庫。廃刊中)という本を久々に再読した。1953年から54年にかけて、吉田さんが初めて海外に出かけ、アメリカとヨーロッパでコンサートやオペラを観て聴きまくっ…

フィルハーモニーのランチコンサート

フィルハーモニーのランチコンサート

昨年秋に別の場所に書いた記事を転載します。 10月16日、ベルリン・フィルの今シーズンの新企画「ランチコンサート」が始まった。ランチコンサートとは、シーズン中(来年5月13日まで)のほぼ毎週、火曜日の13時からフィルハー…

渾身のショスタコーヴィチ

渾身のショスタコーヴィチ

昨日、2008年最初のコンサートを聴いて来ました。エリアフ・インバル指揮のコンツェルトハウス管弦楽団で、メインがショスタコーヴィチの交響曲第11番「1905年」というプログラムです。タイトルから想像がつく通り、1905年…

指揮者角田鋼亮さんインタビュー(2)

指揮者角田鋼亮さんインタビュー(2)

指揮者角田鋼亮さんのインタビューの後編です。 ベルリンには一流のオケやオペラハウス、劇場が数多くありますが、聴衆を拡大させるためにいろいろな工夫をしていますよね。角田さんから見て、日本では出会ったことのないような面白い試…

指揮者角田鋼亮さんインタビュー(1)

指揮者角田鋼亮さんインタビュー(1)

今回は新春特別企画(?)として、若き指揮者角田鋼亮さん(名前は「こうすけ」と読みます)のインタビューを2回に分けて掲載します。ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学に留学中の角田さんと知り合ったのは、2005年の秋でした(…

大晦日のコンサート2題

大晦日のコンサート2題

「アウシュヴィッツへの旅」は何とか年内に書き終えたかったんですが、どうやら無理そうなので、2007年の最後は大晦日らしい華やかなコンサートの話で締めくくりたいと思います。いずれの公演も、本番前のGP(ゲネプロ)を運よく聴…

イエス・キリスト教会で聴くバッハ

イエス・キリスト教会で聴くバッハ

ベルリン・フィルの録音会場として有名なダーレムにあるイエス・キリスト教会で、オルガンではなく、珍しくオケのコンサートが行われることを知り、「これは聞き逃せない」と思って聴いて来ました(22日)。 U3のThielplat…

ドヴォルザークのレクイエムを聴く

ドヴォルザークのレクイエムを聴く

12月は宗教音楽のコンサートがとても多いのですが、めったに聴けないという意味で貴重な機会だったのが、ベルリン・フィルが演奏するドヴォルザークのレクイエムでした(7日)。「新世界」や「ドボコン」などと比較するまでもなく、こ…

ネルソンス指揮ベルリン放送響コンサート

ネルソンス指揮ベルリン放送響コンサート

今年の6月にベルリン・ドイツオペラ管のコンサートで初めて目にし、鮮烈な印象を受けた若手指揮者アンドリス・ネルソンスが、今度はベルリン放送響を振るというので聴いてきました(2日。コンツェルトハウス)。 結果的に言うと、2度…

代役マルタ・アルゲリッチ!

代役マルタ・アルゲリッチ!

つい先日、Berliner Zeitung紙の文芸欄をざっと眺めていたら、小さな記事が目に止まりました。「DSO(ベルリン・ドイツ響)のコンサートで、プロコフィエフのピアノ協奏曲を弾く予定だったキーシンがキャンセルのため…

タカーチ四重奏団のヤナーチェク他

タカーチ四重奏団のヤナーチェク他

数年前にベートーヴェンの後期弦楽四重奏曲のCDを聴いて以来、一度ライブで体験したいと思っていたハンガリーのタカーチ弦楽四重奏団を聴く機会がついにやって来ました。プログラムが決まった半年前から楽しみにしていたコンサートです…

ベルリン州立歌劇場の舞台裏探検(2)

ベルリン州立歌劇場の舞台裏探検(2)

州立歌劇場(シュターツ・オーパー)の本館の南側、フランス通りに面した衣装工房(Kostümwerkstätten)の中に入ると、人だかりができていました。中にいたこの怪獣らしきもの、何だと思いますか? 実はこれ、州立歌劇…

ベルリン州立歌劇場の舞台裏探検(1)

ベルリン州立歌劇場の舞台裏探検(1)

前回、ベルリン州立歌劇場(シュターツ・オーパー)の現状についてのレポートをアップしたので、9月1日に行われた一般公開日の模様をようやくここでお伝えしたいと思います。 Nacht der offenen Tür(扉の開かれ…

クルト・ザンデルリンクが95歳に

クルト・ザンデルリンクが95歳に

Konzerthaus Berlin (07.10.18) しばらく前になりますが、先月の19日にちょっと特別なコンサートを聴く機会に恵まれました。この日95歳の誕生日を迎えた指揮者のクルト・ザンデルリンクを祝う、バース…