「1800年頃のベルリン ‐新しい建築術‐」展
博物館島の旧ナショナルギャラリーで、常設展のほかに「1800年頃のベルリン ‐新しい建築術‐」という特別展を観た。これが予想以上に面白かった。 1800年周辺というのはいわゆる新古典主義のが花盛りの時期で、建築、学問、政…
新しい文化の発信基地
昨年9月、さまざまな文化施設がひしめき合うベルリンに、また一つ新たな文化の発信基地が生まれました。今回はこのユニークなアートスペースをご紹介したいと思います。 アレクサンダー広場から東へ向かうSバーンに乗ると、列車はやが…
ベルリン・ドイツオペラの「イドメネオ」再上演
大衆紙BZの紙面より(12月19日) 10月初頭にベルリン・ドイツオペラの「イドメネオ」論争で取り上げた、ムハンマドのさらし首が描かれるハンス・ノイエンフェルス演出のモーツァルト「イドメネオ」が、18日夜ついに再上演され…
10月の鑑賞メモ
ここ数週間の間に観たり聴いたりした中で、ブログに書ききれなかったものを防備録的にメモしておきたいと思う。 コルヴィッツ美術館(10/15) 女流版画家、彫刻家のケーテ・コルヴィッツ(1867-1945)の美術館を、恥ずか…
ボーデ博物館再オープン!
Bode-Museum正面(10月20日) 長らく改装中だった博物館島のボーデ博物館(Bode-Museum)が、先週の火曜日ついに再オープンしました。19日と20日は無料の一般公開日ということで、早速私行って参りました…
フェリックス・ゴンザレス=トレス展 -ハンブルク駅現代美術館-
Hamburger Bahnhof – Museum für Gegenwart(10月18日) 昨日、ベルリンにいらしていたお客さんと一緒にハンブルク駅現代美術館に行ったら、かなり面白い展覧会に出くわしまし…
ベルリン・ドイツオペラの「イドメネオ」論争
Deutsche Oper Berlin (Foto: dpa) モーツァルトのオペラに関する話題が新聞の文芸欄の一面を飾ることがあっても、政治や経済までを含めたトップ面に、しかも3日連続で(Berlienr Zeitu…
アートマネージャーと巡るベルリン
シュプレー川に浮かぶSchillingbrückeより。Oberbaumbrücke方面を望む(9月22日) 先週は日本からお客さんが一人ベルリンに見えていて、2日間だけだったが楽しい時を過ごさせてもらった。今日はそのこ…
MOZART/CONCERT ARIAS; UN MOTO DI GIOIA
「ベルリン・天使の詩」のロケ地を訪ねるシリーズ、この映画を知らない方にも読んでもらえるよう書いているつもりですが、たまには気分転換をということで今日は別の話題を。最近見た舞台やコンサートの話です。 まずは“Tanz im…
サシャ・ヴァルツ インタビュー(2)
前回に続いて、ラディアルシステムのオープニング作品の振り付けをする、サシャ・ヴァルツへのインタビューをお届けします。 Tip: あなたの建築への関心は、あなたの父親が建築家であることと関係があるのでしょうか? Waltz…
サシャ・ヴァルツ インタビュー(1)
Radialsystemにて(8月24日) 数え切れないほどの劇場、コンサートホール、クラブなどが軒を構えるベルリンに、9月9日、また新しい文化の発信地が誕生する。ラディアルシステム(Radialsystem)という名前…
ブレヒト・フェスト開催中 – Eislermaterial –
Berliner Ensemble前の広場(8月14日) 劇場シーズンの開幕にはまだ少し早い時期だが、今月ベルリンでは戦前に栄えた劇場、アドミラルス・パラストがブレヒトの「三文オペラ」で再オープンした他、ブレヒトゆかりの…
ハンブルク駅現代美術館でミもココロも涼む
Hamburger Bahnhof – Museum für Gegenwart(7月27日) この木曜日、久々にハンブルク駅現代美術館に足を運んで来た。その名前からも建物の外観からも想像できるように、ここは…
新ナショナルギャラリーの「メランコリー」展
メランコリー漂うベルリンの冬の空。Neue Nationalgalerieにて(2月24日) ノイエ・ナツィオナールギャラリー(新ナショナルギャラリー)で開催中の「メランコリー 芸術における天才と狂気」という展覧会を先日…
ベルリン史の宝庫、メルキッシュ(辺境)博物館
ベルリンにこだわるこのブログとして、欠かすことのできない博物館を今回はご紹介してみたいと思う。 “Märkisches Museum“、直訳すると「辺境博物館」。ベルリンの歴史を専門に扱った博物館…
ブレヒトとコルンゴルト
ベルリナー・アンサンブルにて(2月23日)。 先週は充実した舞台作品を2本観ることができた。後になってふと気付いたのだが、奇しくも、両方ともナチズムと関わりのある作品だったので、ちょっとここに書いてみようと思う。 1本目…
ベルリナーレ後半&Offside
メイン会場の Berlinale Palast にて(2月14日)。 今年のベルリナーレもこの日曜日で幕を閉じました。後半になるにつれて熱気は増していき、ほとんどの上映はソールドアウトに。私の今回のお目当てのひとつだった…
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