ベルリン発 某国行き

ベルリン発 某国行き

Berliner Zeitung(2006年10月21日の紙面より) しばらく前の話になるが、ある日新聞の文芸欄を見ていたら1枚の写真が私の目に留まった。それがベルリンの地下鉄だということは、内装から一目でわかった。だが…

才気爆発! ラトルのハイドン

才気爆発! ラトルのハイドン

ハイドンの音楽はある意味ポップだと思います。 極端なところがなく、音楽はいつも快活で大らか。モーツァルトのように時に美に溺れることもなく、いつもいい意味での常識の範囲内にとどまっています。それでいて、人を驚かそうとする意…

ブログ「気まま ・ ベルリン ・ カフェ巡り Vol.2」のご紹介

ブログ「気まま ・ ベルリン ・ カフェ巡り Vol.2」のご紹介

Oderberger Straßeの”KAUF DICH GLUECKLICH”(2月13日) このブログを通して人の輪が少しづつ広がってきているのを、最近よく感じます。 先日、ブログ「気まま ・…

ホテル・エスプラナーデ - 天使の降りた場所(22) -

ホテル・エスプラナーデ - 天使の降りた場所(22) –

ポツダム広場のソニーセンターにて(2006年10月27日) 「ベルリン・天使の降りた場所」の最終回は、ダミアンとマリオンが出会い、2人の恋が成就する場所である。 このダンスホールでのコンサートシーンは映画の中ほどと最後の…

トラムのある風景 - オラニエンブルガー・シュトラーセ -

トラムのある風景 – オラニエンブルガー・シュトラーセ –

Oranienburger Straßeにて(1月23日) 「天使が降りた場所」の最終回をまとめるのにもう少し時間がかかるので、今日はこんなコーナーを用意してみました。題して「トラムのある風景」。先日お話したように(こち…

生粋のベルリーナーたち

生粋のベルリーナーたち

昨日、私の知り合いで生粋のベルリーナー、メヒティルト.Tさんに3度目のインタビューを取らせてもらった(この方についてはこちらとこちらをご覧ください)。とにかく話が面白くて、私はどんどんのめりこみつつある。好奇心が旺盛で行…

天使のインビス - 天使の降りた場所(21) -

天使のインビス - 天使の降りた場所(21) –

U9 Güntzelstraßeにて(2006年7月18日) 私が持っている「ベルリン・天使の詩」のDVDは、副音声でヴェンダース監督自身による解説を聞くことができるのだが、その中でひとつ気になるお店が出てくる。それは、…

初めてのコーヒー - 天使の降りた場所(20) -

初めてのコーヒー - 天使の降りた場所(20) –

クロイツベルクのUrbanhafenにて(2月1日) 昨年の夏に、「ベルリン・天使の詩」の撮影場所をマニアックなまでに探し周ってはここにこうやって記録してきたわけだが、その中にはどうしてもわからない場所がいくつかあった。…

ヴァルデマー通りの壁 - 天使の降りた場所(19) -

ヴァルデマー通りの壁 - 天使の降りた場所(19) –

Waldemarstraßeにて(2006年8月20日) 昨年秋からのんびり続けてきたこのシリーズも、ようやく天使ダミアンが人間になるシーンまでやって来た。それまでほとんどモノクロ映像だった「ベルリン・天使の詩」が、カラ…

駅が止まってる駅 - 天使の降りた場所(18) -

駅が止まってる駅 - 天使の降りた場所(18) –

Anhalter bahnhofにて(2006年8月25日) これがみんなが話してた駅だな変な名前の駅列車が止まるのでなく駅が止まってる駅 2週間ほど前、新聞の文芸欄で見かけた小さな訃報記事は私を驚かせた。「ベルリン・天…

12月の公演より

12月の公演より

例年1月、2月のベルリンの舞台シーンというのは極めて充実しているのだが、今月は自分の懐事情もあって、なかなか思うように足を運べずもどかしい思いをしている。12月は知人の方が急遽行けなくなったチケットで聴かせていただくとい…

トラム天国、ベルリン(2)

トラム天国、ベルリン(2)

(BVG-Betriebshof Lichtenberg. 2006年5月14日) (前回のつづき) ベルリンのトラムが電気化してから125周年を迎えたことを記念して、昨年5月に行われたイベントの様子をもう少しご紹介しま…

中央駅の鋼材落下事故について

中央駅の鋼材落下事故について

ベルリン中央駅にて(1月19日。Photo: Motoi Masubuchi) 先週、大型暴風雨”Kyrill”がベルリンを通過した際に、ベルリン中央駅のファサード部分の鋼材が2本も落下した事故は…

トラム天国、ベルリン(1)

トラム天国、ベルリン(1)

アレクサンダー広場付近にて(2006年5月9日) 近年、トラムと呼ばれる路面電車を再評価する動きが世界的に高まっているようだ。ヨーロッパの中都市以上の多くの街では今でもトラムが活躍しているし、先月はパリのトラムが70年ぶ…

エッシェンバッハの「悲愴」

エッシェンバッハの「悲愴」

少し時間が経ってしまいましたが、先週聴いたエッシェンバッハ指揮ベルリン・フィルの「悲愴(チャイコフスキー)」は感動的でした。最近ではあまり聴くことのないような主情的ともいえる演奏で、楽譜に忠実にという演奏とはある意味対極…

アパートの隣人のバースデーパーティー

アパートの隣人のバースデーパーティー

去年の秋に知り合って以来このブログでも何回かご紹介してきた、私のアパートの隣人ヨアンナ(Joanna)が、今度はバースデーパーティーに招待してくれた(以前の記事はこちらとこちら)。 パーティーは先週末、彼女がバイトしてい…

パラス通りの防空壕 - 天使の降りた場所(17) -

パラス通りの防空壕 - 天使の降りた場所(17) –

Pallasstraßeの地上防空壕にて(2006年7月21日) シェーネベルクのパラス通りに今もそびえているコンクリート製の巨大な地上防空壕(Hochbunker)の前に私が初めて立ったのは、昨年のワールドカップの決勝…