バイロイト談義(中) - メヒティルトさんに聞く(3) -

Festspielhaus Bayreuth, Foto: Deutschlandradio (前回のつづき) 「バイロイトのチケットを手に入れるのに、6年7年待つのは当たり前」なんて言われていますが、当時はどうだったん…

バイロイト談義(上) - メヒティルトさんに聞く(2) -

テノール歌手のヴォルフガング・ヴィントガッセンとメヒティルトさん (1960年代のバイロイト祝祭劇場前にて) さて、今回から2回はバイロイト音楽祭の話です(この音楽祭については、以前「バイロイト音楽祭」というもので取り上…

これまで何度も途中経過をお伝えしてきた、メヒティルトさんへのインタビューのおろしが終わりつつあるので、いよいよ今週からスタートしたいと思っています。 内容はざっとこんな感じになる予定です。 ○メヒティルトさんのルーツとベ…

クロイツベルクのうまいケバブ屋

クロイツベルクにおいしいドナーケバブのお店があるらしいというので、先日友達と食べに行ってみた。場所は先日ご紹介したカフェ”Avril”の近く、Schönleinstraßeの駅前の広場に面した&#…

森と湖の国のオーケストラ - ヴァンスカ指揮ラハティ響 -

フィンランドのピエクサマキにて(2004年7月26日) この月曜日、フィンランドからやって来たオスモ・ヴァンスカ指揮ラハティ交響楽団のコンサートを聴きました。先日のラトルの「シンフォニエッタ」のように有無を言わせず圧倒さ…

ハーグにある国際司法裁判所が、95年に旧ユーゴのスレブレニツァで起きたイスラム教徒ら約8000人の虐殺事件について、初めて「ジェノサイド」だと認定しました。ナチスによるホロコーストをきっかけに生まれた言葉だったんですね。…

「地下のベルリン」(河合純枝著)

先日、ベルリンとピョンヤンの地下鉄の意外な接点についてお話したので、最近読んだベルリンの地下にまつわるある本をご紹介してみたい。「地下のベルリン」(河合純枝著。文藝春秋)という本である。 「ベルリンの地下世界」・・・ 私…

クロイツベルクのカフェ"Avril"

「カフェ」というと、なんとなく大人のニオイがする。先日初めて足を運んだクロイツベルクの”Avril”というカフェも、そんな雰囲気がぴったりのシックなカフェだった。 奥の部屋に場所を見つけ、ハイセ・…

大分昔の記事ですが、ベルリンで最も有名な病院について書かれた記事を見つけたので、今日はそれを訳すことにします。2005年10月28日の紙面より。 Lexikon: Charité(シャリテー) Die Berliner …

レオシュ・ヤナーチェクの音楽 - ラトルの「シンフォニエッタ」 -

Leoš Janáček(1854-1928) チェコのクラシック音楽というと普通真っ先に名前が上がるのはドヴォルザークとスメタナだが、私はヤナーチェクの音楽により強い愛着を感じる。チェコの片田舎のモラビア地方出身のヤナ…

2月16日の紙面より。 Lexikon: Mahdi-Armee(マハディ軍) Die Miliz des irakischen Schiitenführers Muktada al-Sadr heißt Mahdi-A…

クロイツベルクの街角より 1988年

クロイツベルクの街角にて(1988年夏。メヒティルトさん所蔵の写真より) 先日、これまでも何回かお話してきたメヒティルト.Tさんへ4回目のインタビューをしてきました。今回も興味深いお話をたくさん聞きましたが、なかでも面白…

2月19日の紙面より。 Lexikon: Kaspisches Meer(カスピ海) Das Kaspische Meer ist der größte Salzwasser-See der Erde. Unter de…

最近はこのコーナーがほぼ毎日新聞に載るようになり、マメに訳さないとたまっていく一方です。全部訳すヒマはないですが、興味深いテーマはできるだけここに掲載したいと思います。少し前になりますが、2月12日の紙面より。 Lexi…

ベルリン発 某国行き

Berliner Zeitung(2006年10月21日の紙面より) しばらく前の話になるが、ある日新聞の文芸欄を見ていたら1枚の写真が私の目に留まった。それがベルリンの地下鉄だということは、内装から一目でわかった。だが…

才気爆発! ラトルのハイドン

ハイドンの音楽はある意味ポップだと思います。 極端なところがなく、音楽はいつも快活で大らか。モーツァルトのように時に美に溺れることもなく、いつもいい意味での常識の範囲内にとどまっています。それでいて、人を驚かそうとする意…

ブログ「気まま ・ ベルリン ・ カフェ巡り Vol.2」のご紹介

Oderberger Straßeの”KAUF DICH GLUECKLICH”(2月13日) このブログを通して人の輪が少しづつ広がってきているのを、最近よく感じます。 先日、ブログ「気まま ・…