
壁跡に沿って(1) -テルトウ運河からゾンネン・アレーまで-
壁崩壊20年の当ブログオリジナル企画として、こんなことを始めたいと思います。ベルリンの壁跡が全長160キロの「壁の道」(Mauerweg)として整備されていることを以前紹介しましたが、この道を自転車に乗ってたどってみると…

ドイツ総選挙、ベルリンの「東西分断」
ご存知の方も多いと思いますが、先週日曜日、ドイツでは4年に1度の連邦議会の総選挙が行われました。前回(2005年)と同じく右派、左派ともに過半数を取れないのではと予想されていましたが、ふたを開けてみるとCDUとFDPが過…
転換年カレンダー「1989年9月26日」
今日は4年に1度の連邦議会の総選挙の日。20年前のベルリン、そしてドイツも熱くなってきています。 1989年9月26日(火) ポーランド人のマーケットが「半合法」 ライプチヒで大きなデモ Der Senat gibt …

転換年カレンダー「1989年9月25日」
ベルリンの3大紙のひとつ、Der Tagesspiegelが今年こんな連載をしているよと、ある友達が教えてくれました。ベルリンの地域ページにある「WENDEKalender」という名のコーナーで、20年前の同じ日にどうい…

「壁の歴史に触れるベルリン街歩きガイド」
今週号のドイツニュースダイジェストに、壁崩壊20周年の特集記事を書かせていただきました。本紙はベルリンやドイツ他都市の日本関係のお店やレストランなどで無料配布されていますし、ウェブでも読むことができます(eBook版、記…

ベルリン音楽祭のショスタコーヴィチより
今年のベルリン音楽祭Musikfestでは、音楽における政治性というテーマからショスタコーヴィチが大きな柱に選ばれていました。これは今年の壁崩壊20周年、すなわち東欧諸国における共産主義支配からの解放という出来事と大きな…

リコーダーのモーリス・シュテーガーが初来日公演
このブログを始めたばかりの頃、ベルリン古楽アカデミーとのコンサートで絶賛したリコーダー奏者のモーリス・シュテーガーが、この秋来日初公演を行うそうです。今回の日本公演は10月2日の武蔵野市民文化会館と4日の兵庫芸術文化セン…

『素顔のベルリン』が完成しました
先日お知らせした私の初の著書、『素顔のベルリン~過去と未来が交錯する12のエリアガイド~』(ダイヤモンド・ビッグ社)が完成しました。最後の仕事として残っていた表紙はこんな感じに仕上がりました。 約150ページのコンパクト…

『ドイツの原子力物語』(P.アウアー原著)
昨年末、日本のある新聞社のベルリン支局にお邪魔した時、たまたま本棚にこの本が目に入った。ちょっと気になる内容だったのだが、短い時間だったので貸してくださいとも言えずそのままになっていた。それから半年以上経ったある日、家の…

世界陸上2009観戦記
この原稿を書いている今、ベルリンは世界陸上の真っ最中です。私は大会2日目に、五輪スタジアムで観戦してきました。興奮が冷めないうちに、その様子をリポートしたいと思います。 この日のハイライトは何といっても男子100メートル…
この秋、新しいベルリンの本を出版します!
この10月に、「地球の歩き方」(ダイヤモンド・ビッグ社)のGEM STONEというシリーズより、『素顔のベルリン 過去と未来が交錯する12のエリアガイド』という本を出版させていただくことになりました。文章・写真共に担当さ…

「壁とベルリン」第4回 – 復活する壁ギャラリー –
ドイツ統一をテーマに描くアーティスト、シャミル・ジマイェフ(Schamil Gimajev)氏 「イースト・サイド・ギャラリー」、今も残る壁の遺構の中で最も知られたものだろう。まだ壁が崩壊して数カ月後の1990年1月、イ…

ベルリンから世界記録誕生
Berlin Olympiastadion (2009-08-16) ベルリン・マラソンで世界記録やアジア記録が出た日に居合わせたことはありますが、今回はさらに特別な気分です。やりました!ウサイン・ボルトが9秒58の世界…

世界陸上2009、今日開幕!
Pariser Platz (2009-8-15) 一昨日の夕方、ちょっと面白い出来事がありました。ヴィッテンベルク広場駅の近くで写真を撮っていたら、向こうからやって来る東洋人の男性2人と目が合ったんです。「こんにちは」…

前代未聞のSバーンの大混乱
S-Bahnhof Friedrichstraße (2009-07-24) 80年近い歴史を持つベルリンのSバーンが、かつてない大混乱に陥っています。東京に例えると、山手線や中央線をはじめ、JRの近郊電車が数週間にわた…

祝U55開業@ブンデスターク駅
U-Bahnhof Bundestag (2009-08-08) 首相官邸の真下を通ることから、「首相線」(Kanzler-Linie)という呼び名が定着しているこのU55ですが、ヴォーヴェライト市長は開業に際して、この…
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