発掘の散歩術(29) - 解剖劇場へようこそ -

Brandenburger Tor (2009-06) 初めてベルリンを訪れる人の多くは、まずブランデンブルク門に立ち寄る。あの古代ギリシア様式の門を設計し、歴史に名を残したのが建築家カール・ゴットハルト・ラングハンス(…

第1アドヴェントのウィーン

Stephansdom Wien (2012-12-03) この2週間の間に、ウィーンに2度ほど行く機会がありました。最初は雑誌の取材で、そして先週末はプライベートで(これは数ヶ月前から計画していた旅でした)。先週末はち…

NHK「テレビでドイツ語」2012年12月号 - ブルージュ -

鐘楼(ベルフォールト)からの眺め(2012年7月) NHK「テレビでドイツ語」のテキストに連載させていただいているシリーズ「ハンザ都市を巡る」。12月号ではベルギーのブルージュをご紹介しています。ハンザ同盟というと、リュ…

スウェーデン風味のクリスマス・バザー

バザーで見つけた手作りのかわいらしいオーナメント ドイツのクリスマスマーケットといえば、ドイツ最古の歴史を誇るドレスデンやニュルンベルクのものが特に有名です。でも、首都のベルリンも負けてはいません。近郊まで含めるとクリス…

秋のオランダ紀行(1) - ケルンに立ち寄って -

ICEの車窓より 今年は取材旅行も含めると、旅に出る機会が例年より多いのですが、ブログに旅日記を書き始めてはみたものの、途中で止まってしまっているものが少なくありません。心苦しくはあるのですが^^:)、記憶の鮮明な順から…

ベルリンの紅葉をおすそわけ

ベルリンは、紅葉(日本に比べると「黄葉」の葉が多いですが)の最盛期を迎えています。今日はその様子をご紹介したいと思います。 実は今、日本から父と真ん中の弟がベルリンを訪れています。私がもう10年以上この街に住んでいるとい…

ベルヴュー宮殿の市民祭

多くの人で賑わったベルヴュー宮殿の庭園 毎年夏、ドイツ連邦大統領の官邸であるベルヴュー宮殿では「Sommerfest(夏のお祭り)」が行われます。これは、ドイツ社会で功績を成し遂げた一般市民を招いての行事ですが、今年は様…

ヒンデミット広場のカフェ・リヒターで一休み

Café Richter (2010-02-28) 私が今住むヴィルマースドルフ・シャルロッテンブルク地区では、1970〜80年代の西ベルリンの面影を残すカフェにときどき出会います。クロイツベルクやノイケルンの新しいカフ…

発掘の散歩術(27) -よみがえる市営浴場-

Stadtbad Prenzlauer Berg (2012-09-09) 「アルトバウ」と呼ばれるベルリンの古いアパートは、19世紀末から20世紀初頭に建てられた、つまり築100年を越えるものが多い。私が今住んでいるア…

ベルリンの工事ラッシュと「ちいさいおうち」

Potsdamer Platz (2012-08-20) この4週間はなんだかとても忙しく、今日から10月というのにあまり実感が沸きません。9月はポーランドとエストニアに取材で出かける機会があったのですが、ベルリンに戻っ…

発掘の散歩術(26) -市制775年!中世のベルリンを掘り起こす-

お祭りが行われたニコライ教会前にて。プロイセンの地方警官に扮した男性は、頻繁に記念撮影に応じる 今年2012年は、ベルリン市の市制775周年である。ブランデンブルク司教と辺境伯との間で交わされた1237年10月28日の文…

ポツダム・サンスーシ音楽祭2012より(2) - 宮廷劇場 -

Neuen Palais Potsdam (2012-06) ベルリンからの日帰りでポツダムを観光しようとすると、多くの旅行者は2大名所のサンスーシ宮殿かツェツィーリエン宮殿、もしくはその両方に行くだろう。両者は離れてい…

ポツダム・サンスーシ音楽祭2012より

Schloss Sanssouci (2010.10) 8月18日のお昼、たまたまポツダムのサンスーシ宮殿に行ったところ、宮殿に面したフリードリヒ2世(大王)のお墓がいつになく華やかに彩られていました。格式を感じさせる花…

NHK「テレビでドイツ語」9月号 - ロストック -

8月はろくに更新できないまま終わりに近づいてしまいました。久々の更新が宣伝ですみませんが、最初にNHK「テレビでドイツ語」9月号のテキストが発売中というお知らせを。ハンブルクを舞台にした半年間のシリーズも、今月で最後です…

夏の夜空に鳴り響くベートーヴェン

満員に近い聴衆が集まったヴァルトビューネ ベルリンの西の郊外にある野外劇場ヴァルトビューネでは、ベルリン・フィルのピクニックコンサートをはじめ、夏の間さまざまなジャンルのコンサートが開催されます。その中から7月29日、ダ…