壁崩壊、そして – メヒティルトさんに聞く(8) –
メヒティルトさん所蔵の写真から(1989年11月) 長々とお送りしてきたメヒティルトさんとのインタビューは今回が最後です。 壁崩壊前夜 当時、壁はこのままずっと立ち続けるものだと思っていましたか? メヒティルト:(きっぱ…
壁のあった時代(下) – メヒティルトさんに聞く(7) –
「ベルリン市立オペラ(Städtische Oper)」のプログラム (前回のつづき) 1960年代のベルリン音楽談義 メヒティルトさんがバイロイトに通い始めた1960年代前半、日本同様にドイツも経済成長期を迎え、ベルリ…
壁のあった時代(上) – メヒティルトさんに聞く(5) –
かつて東西の検問所があったオーバーバウム橋にて(3月12日) いよいよ今回から、ベルリンが壁によって分断されていた時代のお話になります。あの時代のベルリンに少しでも興味のある方は必読です。 壁の建設と東ベルリンの叔母 メ…
バイロイト談義(下) – メヒティルトさんに聞く(4) –
(前回のつづき) メヒティルトさんから時代のドキュメントというべき貴重な写真をたくさん見せていただいたが、私が最も驚いたのはひょっとしたらこの一枚かもしれない。 ヴィニフレート・ワーグナー(Winifred Wagner…
バイロイト談義(中) – メヒティルトさんに聞く(3) –
Festspielhaus Bayreuth, Foto: Deutschlandradio (前回のつづき) 「バイロイトのチケットを手に入れるのに、6年7年待つのは当たり前」なんて言われていますが、当時はどうだったん…
バイロイト談義(上) – メヒティルトさんに聞く(2) –
テノール歌手のヴォルフガング・ヴィントガッセンとメヒティルトさん (1960年代のバイロイト祝祭劇場前にて) さて、今回から2回はバイロイト音楽祭の話です(この音楽祭については、以前「バイロイト音楽祭」というもので取り上…
ベルリン・インタビューが始まります!
これまで何度も途中経過をお伝えしてきた、メヒティルトさんへのインタビューのおろしが終わりつつあるので、いよいよ今週からスタートしたいと思っています。 内容はざっとこんな感じになる予定です。 ○メヒティルトさんのルーツとベ…
クロイツベルクの街角より 1988年
クロイツベルクの街角にて(1988年夏。メヒティルトさん所蔵の写真より) 先日、これまでも何回かお話してきたメヒティルト.Tさんへ4回目のインタビューをしてきました。今回も興味深いお話をたくさん聞きましたが、なかでも面白…
ブログ「気まま ・ ベルリン ・ カフェ巡り Vol.2」のご紹介
Oderberger Straßeの”KAUF DICH GLUECKLICH”(2月13日) このブログを通して人の輪が少しづつ広がってきているのを、最近よく感じます。 先日、ブログ「気まま ・…
生粋のベルリーナーたち
昨日、私の知り合いで生粋のベルリーナー、メヒティルト.Tさんに3度目のインタビューを取らせてもらった(この方についてはこちらとこちらをご覧ください)。とにかく話が面白くて、私はどんどんのめりこみつつある。好奇心が旺盛で行…
アパートの隣人のバースデーパーティー
去年の秋に知り合って以来このブログでも何回かご紹介してきた、私のアパートの隣人ヨアンナ(Joanna)が、今度はバースデーパーティーに招待してくれた(以前の記事はこちらとこちら)。 パーティーは先週末、彼女がバイトしてい…
ベルリンの幼年時代 – メヒティルトさんに聞く(1) –
メヒティルトさんの父親と愛車のフォルクスワーゲンの写真(10月17日) 「ベルリン・インタビュー」のお1人目、メヒティルト.Tさんに伺った話の初回分をアップします。今回は自分のルーツからベルリンでの幼年時代、音楽との出会…
「ベルリン・インタビュー」を始めるにあたって
Reichsstraßeにて(10月17日) このブログではこれまでベルリンの様々なテーマについて書いてきたけれど、事物の紹介だけではなく、この町に住む多種多様な人々に話を聞いてみたいと思う気持ちが強くなってきた。前回お…
歴史と個人
先週末、友達のパーティーに呼ばれて行ったら、ユニークな過程を経てベルリンにやって来た人たちに出会った。今回はその3人の方の話から始めてみたい。 日本人とドイツ人のハーフで、両親が音楽家という18歳のKくん。ロンドンに生ま…
ベルリンの人々(2) – アーデルベルト・フォン・シャミッソー –
シャミッソーが住んでいた家の近くの広場では、子供たちがそりで遊んでいた(2月4日)。 アーデルベルト・フォン・シャミッソー(Adelbert von Chamisso: 1781-1838)という作家に、私は最近とりわけ…
ベルリンの人々(1) – フェリックス・メンデルスゾーン –
ちょっと欲張り過ぎのような気もしますが、またひとつ新しいコーナーを始めてみたいと思います。題して「ベルリンの人々」。その名の通り、毎回ベルリンに縁のある人物を紹介するというもので、有名無名、現在過去を問わず紹介していけた…
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