先日ハノーファーに行った一番の目的は、ケストナーゲゼルシャフトという現代美術館で開催されていた町田久美展を観ることでした。今回カタログの独日翻訳をさせていただいたこともあり、ずっと観に行きたいと思っていた展覧会だったので…
※アスパラの季節に合わせて、最近別紙に書いた記事を転載します。 今回は春の訪れとともにやってくるとびきりの味覚をご紹介しましょう。それはシュパーゲルと呼ばれる白アスパラガスです。「なんだ、アスパラか」と思うことなかれ。こ…
先日、ごくたまに訪れる日本食レストランに足を運んだら、日本に完全帰国するお客さんが最近置いていったという本を店のオーナーからいただいた。その包みの中に入っていた1冊。ロシア語の名通訳、米原万里さんの本は数冊読んでいるが、…
2週間前の週末、ハノーファーの広大な王宮庭園(Herrenhäuser Gärten)を訪れたときのこと。ここの名物の噴水が、2時ちょうどに動き出すというので、少し待って見てみることにしました。やがて、シュワ~という音と…
4月最後の日曜日、テンペルホーフ空港の存続をめぐるベルリン史上初の市民投票が行われました。空港の存続を求めるグループの大々的なキャンペーンもあって、大きな注目を集めましたが、結果的に空港存続を求める票は、州憲法で決められ…
S-Bahnhof Ostkreuz (08-05-24) ベルリンには好きな駅がいくつもあるが、オストクロイツ駅は間違いなくその中の一つに数えられる。オストクロイツとは「東の交差地点」の意で、Sバーンの東西線と環状線が…
現在発売中の音楽の友誌6月号の「カラヤンの世紀」という連載に、ミシェル・シュヴァルベ氏のインタビュー(前編)を寄稿させていただきました。シュヴァルベ氏については、以前カラヤンを支えた名コンサートマスターでもご紹介しました…
昨夜、ベルリン工科大学(TU Berlin)で構造工学を研究している友人の増渕基さんが、フィルハーモニー内部の貴重な写真をメールで送ってくれました。それは、数ヶ月前、彼が研究室の研修でフィルハーモニーの屋根裏に入ったとき…
フィルハーモニーの火災事故から一夜明け、ドイツの日刊紙はほぼ例外なくこのことを一面で大きく取り上げていました。被害の状況や気になる今後などについては、ブログ「クラシックおっかけ日記」さんが詳しく書かれているので、よかった…
20日14時25分頃、打楽器奏者の友達から電話がかかってきた。 「マサトさん知ってる?フィルハーモニーから火の手が上がって、今大変なことになっているよ。あの煙の様子を見ると、フィルハーモニーはもうしばらく使えないんじゃな…
先週は3日間、ダーレムにあるイエス・キリスト教会でのレコーディングを見学することができました。2月にインタビューをさせていただいた佐渡裕さん指揮するベルリン・ドイツ交響楽団(DSO)の初録音(チャイコフスキーの交響曲第5…
昨日、Uバーンヴィッテンベルク広場駅で乗り換える際、着物姿の年配の日本人女性を何人か見かけました。ベルリンの地下鉄と着物。なかなか不思議な組み合わせでしたが、いよいよ平成中村座のベルリン公演が始まったのだと思いました。 …
ベルリンの地下空間で上演するモーツァルトのオペラ「魔笛」が、いま大きな話題を呼んでいる。仕掛け人は指揮者・演出家のクリストフ・ハーゲル。これまでも元変電所、サーカス小屋、ボーデ博物館といった一風変わった場所でモーツァルト…
先週末は1泊2日でハノーファーに行って来ました。初めてハノーファーに行くんだと周りに話したら、「まあ、そんなに見るところはない街だよ」という反応が返ってきたのですが、決してそんなことはありませんでした。ハノーファーの印象…
前回に引き続き、ホロコーストメモリアルでの記念コンサートの模様をお伝えします。ドイツの終戦記念日翌日のこのコンサートは、2005年5月10日にオープンしたホロコーストメモリアルの3周年を祝う行事でもありました。 開演前に…
ドイツの終戦記念日にあたる5月8日、先日ご紹介した「記憶の列車」は終着点のアウシュヴィッツに到着したようです。そして翌9日の昨日、ブランデンブルク門近くの「虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑」、通称「ホロコース…
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