欧州最大の鉄道見本市InnoTrans (1)

先月末、ベルリンの見本市会場で行われたInnoTransという国際鉄道技術専門見本市に足を運ぶ機会がありました。2年おきに開催されるヨーロッパ最大規模の鉄道見本市だとかで、今回は41カ国より1914社が出展しているという…

NHK「テレビでドイツ語」11月号

NHK「テレビでドイツ語」11月号のテキストが発売になりました。今月の表紙は、ミッテのシャルロッテン通りにあるアルド・ロッシのカラフルな建築群ですね。 連載「映画で歩くベルリン」は、映画の舞台となった時代に焦点を当て、過…

州立歌劇場の引っ越しの日

この9月からいよいよ大規模な改装工事が始まったベルリンの州立歌劇場(Staatsoper)。丸3年間に渡る工事期間中は、西側のシラー劇場が仮の本拠地となるのですが、9月19日に行われた引っ越しは、その特別な趣向で話題を集…

外林秀人さんインタビュー(3) -核をめぐる2つの場所-

旧カイザー・ヴィルヘルム化学研究所の建物。当時のままの外観を保っている。 外林さんが長年勤めたマックス・プランク協会のフリッツ・ハーバー研究所は、奇しくも核をめぐるもう1 つの原点の場所と向かい合っていた。問われる政治家…

外林秀人さんインタビュー(2) -なぜ被爆体験を封印してきたか-

外林さんはヒロシマの被爆者である。16歳の時、広島高等師範学校の化学の授業中に爆風を受けた。爆心地から南にわずか1.7 キロの距離だった。奇跡的に生き延びたものの、原爆で母親、そして多くの親戚や知人を亡くしている。この体…

外林秀人さんインタビュー(1) -ベルリンほど原爆に安全な場所はなかった-

8月にインタビューをさせていただく機会のあったベルリン在住の科学者、外林秀人さんの記事が今週号のドイツニュースダイジェストに掲載されました。字数の関係で掲載できなかった部分も含め、これから3回に分けて再掲したいと思います…

テーゲル空港での一波乱

昨日、母と弟が帰国の途につきました。しかし、最後まで一筋縄ではいかなかった・・・。それは自転車の梱包のこと。前日に近所の自転車に梱包用の箱をもらいに行ったところ、あいにく置いておらず、弟は「空港に行けば箱はなんとかなる」…

ブランデンブルク門へ歓喜のゴール

お蔭さまで、昨日の17時頃、弟は無事ブランデンブルク門をくぐり、約2ヶ月に及ぶ大旅行の幕を閉じることができました。その時の顛末は彼がこちらで書いている通りですが、母がゴールに待ち構えているというサプライズには本当にびっく…

たびたびこの話題で失礼します。8月初頭から西ヨーロッパを自転車をメインに旅を続けて来た私の弟(ブログはこちら)が、明日の午後、ゴールのベルリン・ブランデンブルク門に到着する予定です。2ヶ月のうちに(観光もしながら)西ヨー…

雑誌『グリーン・モビリティ』バルセロナ特集

ご紹介が遅くなりましたが、7月のバルセロナ取材が形になりました。自転車とエコライフをテーマにした『グリーン・モビリティ』というフリーペーパーのバルセロナ特集を、トラベルジャーナリストの柏原文さん(http://berli…

NHK「テレビでドイツ語」10月号

NHK「テレビでドイツ語」10月号のテキストが発売になりました。ベルリンの新シリーズは9月号で終了となりますが(10月からは昨年度前半の再放送ですが、こちらもベルリンが舞台)、私の連載「映画で歩くベルリン」はもうあと半年…

8月初頭から自転車で西ヨーロッパを旅している私の弟と(ブログはこちらより)、昨夜スカイプを通じて座談会のようなことをしました。内輪の内容も混じっていますが、以下にまとめてみたので、興味のある方はご覧いただけたらと思います…

秋の味覚、ブランデンブルク州産のキノコを食する

数日前、ベルリンの友人の峯岸進治さんから、「週末にブランデンブルク州の森の中でキノコをたくさん採ってきたので、おすそ分けします」というありがたいお話をいただきました。峯岸さんは写真家で、驚くほど料理が堪能。少し前に発売さ…

政治を間近に感じる日

連邦ジャーナリズム局(Bundespresseamt)にて 8月21、22日の週末、毎年この時期恒例となっているドイツ連邦政府の一般公開が行われました。今年はベルリンの16の省庁がその扉を開き、各省庁との間は無料のシャト…

ヤノフスキ&ベルリン放送響のベートーヴェン・チクルス

●昨シーズンの後半に聴いたコンサートの中で、とりわけ強烈な印象が刻まれたのが、マレク・ヤノフスキ指揮ベルリン放送響によるベートーヴェンの交響曲チクルス。5月に5公演が集中して行われ、そのうちの3公演を聴きましたが、ベート…